映画の感想が中心のブログ

映画館によく行くので、その時観た映画の記憶する為に

『アイネクライネナハトモジーク』

日本映画では珍しいオムニバス映画でうまく話が繋がってる作品でした。主人公は三浦春馬多部未華子ですが、多部未華子はあんまり出てきませんので、注意が必要です


映画『アイネクライネナハトムジーク』予告編 伊坂幸太郎と斉藤和義の交流から生まれた名作を三浦春馬主演で映画化

『HELLO WORLD』

京都を舞台にしたSFアニメーションです。途中難解な部分はありますが、最後はハッピーエンドっぽくなるので、見終わった後悪い気はしないと思います。

 

読書好きな少年がある青年より「この世界はコンピューターに記録されたデータの世界であり、自分は未来の君である」と言われます。その青年は過去の記録を書き換えるために会いに来ていました。彼は恋人が事故に遭う記録を書き換えに来たのです。

その後なんやかんやあり、少年と青年の頑張りで恋人が事故に遭う記録は書き換えられた時、青年の真の目的が明かされます。事故に遭った恋人は亡くなっているわけではなく脳死状態となってしまっていて、その脳死状態から復帰させるために事故に遭わなかった恋人の記憶が必要になったので記録の書き換えをしに来たのでした。

脳死状態の恋人と事故に遭わなかった恋人を繋げて、恋人を救おうと思った青年と居なくなった恋人を救う少年は果たして無事恋人を取り戻すことが出来るのか?が話の中心となっています。

 

多分この映画は公開中の『天気の子』と前作『君の名は』と比べられる作品になるかと思いますが、話のストーリー展開的には自分はこの物語の方が好きです。ただ、話を纏めるには尺が短すぎる。これがテレビシリーズで1クールないし2クールなら持った綺麗にまとめられたと思いますが、時間が無いので結構設定がおざなりだったり、何で急にそれをするの?と言った意味不明な行動が見受けられる点が残念かなと。

ただ、今後公開の『空の青さを知る人よ』と若干設定被ってる気がするので、東宝アニメマルチバース好きすぎ問題

バスケットボール日本代表の敗因について

バスケットボール日本代表はワールドカップ本番は5戦全敗という結果になってしまいました。前評判が高かっただけに期待を裏切る結果となってしまったため、落胆が大きいイメージです。

ただ、日本バスケはワールドカップ大会やオリンピック予選も突破できずに敗退してきた長い歴史をみると、ワールドカップ本選に出るだけでも御の字と言ったところなのかもしれませんので、長年バスケットボールを見ているファンはそれほど驚かなかったのかもしれません。

期待の八村塁選手もNBAでドラフト1巡目ですが、NBAのレギュラーシーズンを戦う前の新人です。サマーリーグでは試合に出ていましたが、あれはあくまでも若い選手のテストプレイですので、現役バリバリの選手と戦ったことはありません。彼の潜在能力は間違えなく認めますが、いきなりNBA選手のエースクラスの活躍はできるわけがありませんので、過度に期待を集め過ぎた今回は荷が重かったように思います。
NBAレギュラーシーズンを揉まれた来年の東京オリンピックでは、今回以上の活躍をしてくれると思います。

もう一人のNBAプレイヤー渡邊雄太選手も悔しい思いをしているでしょう。彼は今回のワールドカップNBAで何をしていくことが重要か分かったと思います。2ウェイ契約といった特殊な契約で難しい面もあるかと思いますが、今後NBAで活躍や良い契約を結ぶためには得点をバンバン決めることが求められると思います。守備が評価される選手ですが、得点能力が低い選手はなかなか本契約されないと思います。また昨今のトレンドである3Pシュートの精度も求められるのかなと思います。渡邊選手はサウスポーの長身なので、3Pが打てるとかなり重宝されるような気がするので頑張ってほしいです。

馬場選手もアメリカ戦での活躍が認められダラスマーベリックと契約できる可能性が出てきたそうなので期待したいです。

 

『フリー・ソロ』

崖を命綱無しで登る人のドキュメンタリー映画で、アカデミー賞を取った作品らしい。
本当に足場もないような崖を命綱無しで登るのだけど、よく登れるわっていう壁をいとも簡単に登る主人公が、ある目標にしてる壁を登るまでの葛藤をドキュメントされている。

撮影クルーが「失敗したら亡くなるのが分かってる作品を撮っていいものか?」と葛藤を抱えてるのが良かった。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 ※ネタバレあります

クエンティン・タランティーノ監督の最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観ました。昔ハリウッドで本当にあった殺人事件と時代背景の中に、架空の俳優レオナルド・ディカプリオと彼のスタントマンであるブラット・ピットをはめ込むことで、「こういう世界もあったのかも・・・。」というIfストーリーを作り上げています。なので、実際の事件を知っているかいないかで評価が分かれると思いますが、知らない自分でも楽しめたので脚本が良く練られていたと感じています。

 

ストーリーは実際にあった「シャロン・テート惨殺事件」が起こる数ヶ月前から直前までを描いています。実はディカプリオとブラピが殺人現場の隣に住んでいて、シャロン・テートは助かりました!という話になるのですが、シャロン・テート虐殺事件があまりにもひどすぎる結末を迎えたことを知っている人からすると、少しづつXデイが近づく恐怖感を味わいながら、最後に実話と違いディカプリオとブラピが犯人を撃退するので救われた気持ちになります。ハリウッドの悲しみを笑いと希望に変える話なので、ダークな気分で劇場を後にすることはありません。

 

この作品途中ブラピが超強い設定に見せるために、ブルース・リーと対決する場面があるのですが、この描写が遺族の感情を若干逆なでしています。対決するシーンは問題はないと思いますが、対決の終わりが中途半端でブルースが生意気なのでブラピとぶつかった!という印象を与えてしまったのがもったいなかったかなと。終わりにお互いを認め合う感じにしておけばリスペクトを感じたと思いますが、あの描写では完全にブラピの当て馬・噛ませ犬でしたね。

『ロケットマン』 ※ネタバレ含みます

エルトン・ジョンの自伝映画です。去年ヒットしたQUEENの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』に続けと制作されたっぽい感じですが、エルトン・ジョンの自伝映画の企画は結構前にスタートしていて、その時はエルトン自身が「私の役はジャスティン・ティンバーレイク以外考えられない!」と自分を鏡で見て事あるの?って感じの雰囲気だった気がします。

 

映画としては面白いような気がしますが、ミュージカル映画としても中途半端かなといった感じですし、スーパースター映画の定番であるお酒と恋人、薬物で破滅的な人生を送るがカムバックする!ってストーリーにひねりはあまり感じなかったです。

日本ではQUEENほど有名なヒット曲がないエルトン・ジョンですので、ヒットは難しいかなと思っていましたが、案の定あまりヒットしてないようです。てか一番有名な曲のダイアナ妃に贈った曲“Candle in the Wind”は権利的に使えなかったのか、一切触れられてなかったのでタブーなんでしょうね。

エンドロールで『ツアーは引退した』って出てたけど、今引退ツアーしてるとのことで、プロモーション映画の側面もあったんやろな

『ペット2』 ※ネタバレ含まれます

 公開初日に鑑賞しました。会場の入りは2~3割程度と言ったところでしょうか。思ったより入っていない印象です。急遽『ミニオン』の短編を付けましたがあまり集客に影響は無かったのでしょう。

 

内容は前作は新しいペットが入ったことで疎外感を感じていた主人公が、今作は飼い主に子供が出来たことで、その子供を外界から守るために奮闘することで成長する無いようです。

 

※ここからネタバレです※

今回話が主人公の話、前回の敵であるウサギがサーカスから虎を逃がすことで起きる騒動の2点が両輪となり話を進めるのですが、この話の組み合わせがとってつけたような感じでバラバラです。どっちか一つの話に絞った方が話がすっきりしたと思います。

また主人公が成長し、今まで過保護に飼い主の子供を守っていたけれど、最後は成長を見守る側に回るという展開が、1週前に公開された『トイストーリー4』と被りまくりで既視感アリありです。